喘息治療と不妊治療を並行して行った症例をご紹介します。
30歳のある女性患者さんは月経不順でAMHが0.7と低かったのですが、タンポポT-1エキスと阿膠食品と漢方で妊娠され、女の子が産まれました。
第二子を希望されていたので翌年から漢方を飲みはじめました。卵子が少なく、腎虚なので温経湯と補腎の八味地黄丸、タンポポT-1エキスを使用しました。
排卵はよくなっているのに一年近く妊娠できず、一人目の子どもが二歳になって患者さんはあせりはじめていました。最初は聞いていなかったのですが、この頃、この患者さんが喘息であることがわかりました。朝は咳が止まらず、吸入ステロイド薬を使用しているとのことでした。
不妊治療と喘息の両方に対応するために、咳止めと陽気を上げる麻杏甘石湯、温陽利湿で抗炎症作用があるシベリア産松瘤エキス、そしてタンポポT-1エキスを使いました。この組み合わせは子どもの喘息にもよいです。咳が落ち着き、その後、男の子を出産されました。